英国の黄金若手『セオ・ウォルコット』

セオ・ウォルコット

 ャンピオンズリーグもベスト8の佳境に入る中、サッカー動画王が取り上げるのはアーセナルに所属する黄金若手『セオ・ウォルコット』だ。2006年ドイツワールドカップで、イングランド代表最後の一人に17歳にして選ばれたことで一躍有名となったあの選手だ。まだプレミアリーグにデビューすらしていなかったが、若手の発掘と育成に定評のあるアーセナルアーセン・ヴェンゲル監督が時のエリクソン代表監督に推薦し、経験を積ませることが将来の同国代表にとってプラスになると判断され招集に至った。アーセナルという強豪に所属しているため、今なおレギュラーというわけにはいかないが、ここにきて出場機会を増やしブレイク寸前の沸々とした状態に仕上がっている。

 ォルコットの武器はなんといってもそのスピード。同国の先輩『マイケル・オーウェン』もスピードで世界に衝撃を与えたが、それより優れた加速度を持っていると感じられる。一般的に、サッカーにおいて重要なのは100メートルではなく15〜20メートル、場合によっては最初の半歩〜数メートルが大切だと言われている。そしてウォルコットこの短距離のスプリントに異常なキレを見せる。クリスティアーノ・ロナウドよりはブラジルのロナウドの全盛期に近い印象を与える選手だ。あのロナウドペナルティエリア付近の異様な切れ味を思い出して欲しい。あれを思い起こさせるスピードだ。また、細い体躯とはうらはらに、フィジカルと競い合いの強さもなかなかのものだ。先のチャンピオンズリーグ1回戦では、ACミランを沈める2点目をアシストした際に、ミランサイドバックとぶつかりながらセンタリングをあげてみせた。ミランの守備をしていたカラーゼは、あのマルディーニの後がまとして左サイドを任されている百戦錬磨だ。そのカラーゼをとてつもない加速度ではじき飛ばしてみせたのである。物理学の力学方程式ではF=ma(F:力、m:質量、a:加速度)とされているが、加速度aがすさまじいために、体重mは小さくても力Fが強いのだろう。


 在、イングランド代表は欧州選手権の予選落ちとなり、マンチェスターユナイテッドは圧倒的な強さを見せている。となれば、英国の人々はクリスティアーノ・ロナウドイングランド代表だったらと切に願っているだろう。ルーニークリロナのコンビがあれば無敵だと。でも、もうすぐそんな妄想は不要になる。ウォルコットが更にぶっちぎる日がやって来るのだから。

『セオ・ウォルコット』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube


http://uk.youtube.com/watch?v=dd2GH7gNo9k
U2の音楽に乗せてウォルコットのコンピレーション動画


http://uk.youtube.com/watch?v=N_SxMcL7sz4
ウォルコットの競い合いの強さが見て取れる


http://uk.youtube.com/watch?v=bcnLCnQEdsM
これが英国が期待するウォルコットのセンス

『セオ・ウォルコット』選手データ by Wikipedia



本名 セオドア・ウォルコット
愛称 セオ
カタカナ セオ・ウォルコット
ラテン文字 Theo WALCOTT
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 1989年3月16日(19歳)
出身地 ニューベリー
身長 176cm
体重 68kg
選手情報
在籍チーム アーセナルFC
ポジション FW・MF
背番号 32
利き足 右足


代表歴
出場 1
得点 0
2007年5月24日現在