黄金の男『カレッカ』

　今日のサッカー動画王がお送りするのはブラジル代表エースストライカーとして一時代を築いた男。日本でもおなじみの『カレッカ』だ。

カレッカ（カレカ）は柏レイソルをJ２からJリーグに昇格させたことで有名なのはご存知だろう。GKをあざわらうかの様なリフティングシュートを決めて格の違いを見せつけていた。だが、この選手がレイソルの前に所属していたナポリ時代、あるいは80年代の輝きはその比ではないほどすばらしいものだ。

ナポリでは、あの天才マラドーナと世界最高のコンビと言われる程のプレーを見せ、『黄金コンビ』と呼ばれた。キャプテン翼のゴールデンコンビの基になったとも言える。この時期に、片田舎のチームに過ぎなかったナポリをセリエAで優勝させ、UEFAカップをも勝ち取っている。マラドーナが退団した後も、ジャンフランコ・ゾラとともにナポリに大きな貢献を果たした英雄であった。

また、ブラジル代表では世界史上最高とも言われる82年ブラジル代表のエースFWを務めた。残念ながらケガでW杯での活躍はできなかったものの、カレッカがいればこの年のチャンピオンは間違いなくブラジルであったと言われている。ジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの『黄金の中盤』からボールを受ける世界一幸せで世界一責任の重いFWに選ばれたのがこのカレッカだったのだ。FWとしてこれ以上のポジションはないだろう。86年W杯では見事なゴールを挙げているので、是非下記のサッカー動画で感嘆して欲しい。これぞサッカー。これぞブラジルという見事なテンポの美しいゴールが見られるはずだ。

カレッカは、歴代のブラジル代表だけでなく、世界を見渡しても非常に稀なオールマイティーな能力を備えていた。ブラジル人らしく、足下のテクニックは完璧の上を行き、シュートは豪快かつ繊細、パスもトラップもなんでもござれだった。フィジカルも猛々しく、体の使い方も上手く、さすがにマラドーナとコンビを組んでいただけのことはあるといった感じだ。近代の選手でこれほどの高次元のバランスを備えているのは、シェフチェンコ、ミヤトビッチ、ロナウド、そしてファンバステンくらいだろうか。彼らのそれぞれ優れた選手をミックスした様なスーパーなFWだった。更に言えばロナウジーニョ等一部の選手だけが持つ『サンバのリズム』を持っているのも特徴と言える。下記のサッカー動画でもそのリズムが感じられるだろう。

ちなみに、カズが一世を風靡したカズダンスはこのカレッカが元祖である。

『黄金コンビ』と『黄金の中盤』。サッカー界で『黄金』という最高級の賛辞が使われるのはこの２つだけである。それだけ重みのある言葉だ。そして、奇しくも両方に関連している唯一の選手がカレッカだ。レイソルを意味する太陽王という言葉が最も似合う快活なこの男こそ、サッカー界の黄金であり、太陽であった。

□『カレッカ』サッカー動画 超絶テクニック by　YouTube

カレカ（10秒〜１分10秒）等のサンパウロのスーパースター特集

86年W杯ブラジル代表の珠玉のゴール１

86年W杯ブラジル代表の珠玉のゴール２

ついに出たダビスタの薗部博之氏による最新サッカーゲーム！

　Nintendo DSクリスタルホワイトソフト２本付き定額販売！

『カレッカ』選手データ by Wikipedia

本名 アントニオ・デ・オリベイラ・フィルホ
愛称 カレカ
カタカナ
ラテン文字表記 Careca
本名 Antonio de Oliveira Filho
基本情報
国籍 ブラジル
誕生日 1960年10月5日
出身地
身長 179cm
体重 75kg
選手情報
ポジション FW
代表歴
キャップ 62
得点/失点 29

ツイてるサッカー動画王♪　毎日自動配信のメルマガ登録はこちら！

世界のスーパースターをカラー大判で紹介する ワールドサッカーマガジン。 送料無料で手に入ります。25日間お試しOK！

【さらに】レビュー投稿でスグに使える500円ギフト券プレゼント！