フランスの心臓『パトリック・ヴィエラ』
さあ今日も元気にサッカー動画王がお送りするのは、フランスの中心、心臓にして肺とも言える重鎮『パトリック・ヴィエラ』だ。
ヴィエラ(ビエラ、ヴィエイラ)は、若くしてイタリアのACミランに所属し現バルセロナ監督のライカールトやクロアチアのボバンの後継者として期待された。しかし、ここでは目が出ず、無料同然でアーセン・ベンゲル監督に請われてイングランドのアーセナルに移籍したという経緯を持つ。そして、ここから先は世界最高のボランチとして瞬く間にイギリス全土に名前を広げていく。
192cmという圧倒的な体躯と、それ以上の長さを感じさせる両手足を駆使したディフェンス能力は、激しいプレミアリーグにおいてもピカイチで、マンチェスターユナイテッドの心臓として活躍していたアイルランドのロイ・キーン、チェルシーの心臓ランパードと並んで、世界最高のセントラル・ミッドフィルダーとして活躍を重ねてきた。
ヴィエラはアーセナルでの活躍によりフランス代表でも確固たる地位を築き始め、2000年の欧州選手権で優勝、2006年ワールドカップではキャプテンとして準優勝の原動力となる等、今も尚変わらず中心的な役割を果たしている。
そのヴィエラの最大の特徴は、上記の様に体躯を生かしたディフェンス能力だが、単にデカイとか長いという話ではなく、相手選手との間合いやタイミングの駆け引きにすぐれている点がすばらしい。このタイミングでは飛び込んで来ないだろう、来れないだろうという瞬間に、もうヴィエラは相手のボールを奪いかけていることが多い。
通常の選手とは間が違うのだ。違うというより、敢えてずらしていると言った方がいいかもしれない。従来ならば取られるはずのないタイミングでチェックをかけられるのだから、相手選手としてはたまったものではない。その上、いったんルーズボールになったら、もうほぼ完璧にボールはヴィエラのものとなる。ここで、デカイ、長い、強い、が生かされるのだ。競い合いをヴィエラとしても勝負にならない。世界最高である。
また、ヴィエラは、そのダイナミックな特徴を生かして、攻撃面でも際立ったプレーを見せることが少なくない。その高い視点からフィールドを広く見渡し、利用できるスペースを見つけるやいなや、その巨体を信じられない程の速度で滑らせ、スペースに踊り込む。自らボールを持ち込むというよりは、スペースを見つけて利用する能力に秀でており、味方からのスルーパスや味方とのワンツーにより、驚くほどシンプルに相手ディフェンスを突破して見せる。ヴィエラのプレーを見ていると、こんなにも簡単に突破できるのか?、と目を疑いたくなることも多い。他の選手には見えない穴がヴィエラには見えるのだろう。当然その穴は、逆に守備時には完璧にヴィエラが塞いでいるのだが。
ライカールト以降、世界最高の守備的ミッドフィルダーとして名高い、スーパーオールラウンドプレーヤー。この男がいる限り、まだまだフランスの栄光は続きそうである。
□『パトリック・ヴィエラ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube
『パトリック・ヴィエラ(ビエラ、ヴィエイラ)』選手データ by Wikipedia
所属チーム
* ASカンヌ(フランス) 1993-1995
* ACミラン(イタリア) 1995-1996
* アーセナル(イングランド) 1996-2005
* ユヴェントス(イタリア) 2005-2006
* インテル(イタリア) 2006-
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