リバプールの魂『スティーヴン・ジェラード』

スティーヴン・ジェラード

 今日のサッカー動画王は、 前回に引き続きチャンピオンズリーグ決勝を控えたチームから、スター選手を紹介する。リバプールのキャプテンであり魂である『スティーヴン・ジェラード』だ。

前回も紹介した様に、世界最高峰のキッカーであり、特にロングレンジからの強シュートは、ロベルト・カルロス以降、疑問の余地なく世界最高である。漫画「キャプテン翼」の日向小次郎タイガーショットを思わせるキックの威力は比類なきもので、名キッカーを多数輩出するイングランドにおいても随一だ。下記のサッカー動画を見ればスカっと気分が発散するだろう。

ジェラードは、185cm79kgと大柄で、キック以外にもその大柄な体躯を生かしたダイナミック攻守が評価されているが、今回注目して欲しいのは、彼のボディバランス能力だ。

ジェラードを見たことのある人は誰しも、「足が長い」という感想を持つだろう。背が高いし外国人なのでもちろん長いのだけれど、それ以上に妙な足の長さを感じさせる。そしてその長さがキックの威力にも反映されているわけだが、この秘密を教えよう。

ジェラードは、いわゆる『割れ腰』ができている選手なのだ。聞き慣れない言葉かもしれないが、この割れ腰は文字通り腰が2つに割れて腰から足が伸びている様に使える状態のことを言う。専門家によると腸腰筋という筋肉を使ってバランスの良い体の使い方ができるので、キックの精度も威力も上がると言われている(詳しくは下記『サッカー世界一になりたい人だけが読む本』を参照されたい)。これができているから、下記の画像にある様に、まるで腰が2つに分かれているかの様なフォームでキックをすることができる。これによって足が長く見えているのだ。

ジダンやアンリやイチロー等、トップ中のトップの選手は皆この割れ腰ができている。そう言われてみれば妙なバランスの良さを感じるだろう(ちなみに日本ではGKの川口が一番良いそうだ)。そんな究極的な体の使い方から産み出されるスーパーショットをチャンピオンズリーグでも楽しみにしたい。ジェラードのスーパーキックがミランのゴールに迫る。

□『スティーヴン・ジェラード』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



2004-2005チャンピオンズリーグでの起死回生のジェラードの一発。オリンピアコスファン元気を出して!



ジェラードのスーパーゴール動画トップ10



ジェラードの新スーパーゴール動画トップ10



2006FAカップ決勝でのジェラードの劇的ゴール

『スティーブン・ジェラード』選手データ by Wikipedia


本名 スティーヴン・ジョージ・ジェラード
愛称 スティーヴィーG
カタカナ スティーヴン・ジェラード
ラテン文字表記 Steven George GERRARD
国籍 イングランドの旗 イングランド
誕生日 1980年5月30日
出身地 ウィストン
身長 185cm
体重 79kg
選手情報
在籍チーム リヴァプールFC
ポジション MF
背番号 8
利き足 右足
代表歴
キャップ 53
得点/失点 10
2007年2月7日現在


所属チーム

* 1998年 -- リヴァプールFCイングランド)