練習の虫バロンドール『パベル・ネドベド』

パベル・ネドベド

 今日のサッカー動画王は、2003-2004シーズンのバロンドール(欧州最優秀選手)に輝き、ユヴェントスの中心として大車輪の活躍を見せるチェコのエース『パベル・ネドベド』だ。

あの世界最高の選手ジネディーヌ・ジダンの後釜としてユヴェントスに引き抜かれ、その期待に違わぬ活躍をし続けている。
活躍をした、ではなく、活躍をし続けている、というのがポイントで、ネドベドの超絶テクニックはそのハイパフォーマンスが高次元で安定していることにある。瞬間瞬間の煌めきもすばらしいのだが、サッカー選手が本当に評価されるのは、その安定性である。ネドベドはこの点でいかなる選手よりも高レベルにあると言うことができるだろう。

とにかく3度の飯より練習が好きというプロフェッショナルの鏡の様な選手で、シーズン中はもちろん、オフシーズンでもすばらしい練習量を誇る。そのため、常にコンディショニングがすばらしく、ハイパフォーマンスを発揮し続けることができる。

そして、ネドベドの第二の超絶テクニックもその圧倒的な練習量からきている。それは運動量だ。世界でも最も高度な戦術を駆使するユヴェントスのMFとして、攻撃だけでなく守備面でも常に効果的な動きをし続けている。トップレベルの技術を持ちながら、従来の古典的な10番の選手とは全く異なるタイプだと言える。しかも、チェコとイタリアというハイレベルな国で磨かれて来たため、動きの質も高く、無駄がない。ネドベドのプレーを見ていると、中田英寿の言った『走らないことにはサッカーにならない』という有名な言葉の意味がよくわかる。監督にとっては、ネドベド以上の選択肢はないのではないだろうか。下記のサッカー動画でその動きの量と質に驚いて欲しい。

第三の超絶テクニックとして、そのシュート能力があげられる。精度、威力ともにトップレベルで、セリエAではローマの王子トッティと並んで頂点にある。しかも、左右両足でいかなるタイミングからでも放つだけのボディバランス、タイミング調整の技術も兼ね備えているので、世界的にみてもイングランドのジェラード、ランパードと並んで最高レベルにあると思われる。

ネドベドは、シュートはもちろんドリブルもパスも守備もとにかくミスがないので、見ていて心地いい。安心できるのだ。こんな選手がいたらチームは助かるだろう、という理想像の様な選手である。


『献身的な10番』という相反する二つの要素を持つバロンドール。努力によって培われたプロフェッショナルの鏡たる男のプレーに感動して欲しい。


『パベル・ネドベド』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube


これぞ理想の選手!ネドベドのプレーを見よ!


ネドベド上手いっ!これがバロンドールの実力か!


感嘆するほど正確なネドベドのすごさを見よ!

『パベル・ネドベド』選手データ by Wikipedia


愛称 チェコの大砲
カタカナ
ラテン文字表記 Pavel Nedvěd
基本情報
国籍 チェコ
誕生日 1972年8月30日
出身地 ヘップ
身長 177cm
体重 70kg
選手情報
在籍チーム ユヴェントス
ポジション MF
背番号 11
代表歴
キャップ 90
得点/失点 18
2006年6月22日現在


所属チーム

* デュクラ・プラハチェコ) 1991-1992
* スパルタ・プラハチェコ) 1992-1996
* ラツィオ(イタリア) 1996-2001
* ユヴェントス(イタリア) 2001-

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