ジラ『アルベルト・ジラルディーノ』
さあ本日のサッカー動画王がお送りするのは、イタリア代表の若きエース候補『アルベルト・ジラルディーノ』だ。
2004年のアテネオリンピックでイタリアオリンピック代表のエースとして日本と対戦し、日本に格の違いを見せつけたあの印象深いストライカーがこのジラルディーノだ。
ジラルディーノは、パルマで頭角を現し、2003-2004年に若手中心で決してチーム力は高くなかった中で23ゴールを挙げ、同年のオリンピックでの活躍もあり、翌2005年からACミランに移籍した。現在は、シェフチェンコが抜けたミランにおいて、エースストライカーの役割が期待されている。
ジラ（ジラルディーノの愛称）の特徴は、日本戦でも遺憾なく発揮された様に、ゴール前でのゴールセンスが異様に高いことだ。特にペナルティエリア内で無類の競い合いの強さを持つ。DFが注意深くマークしているにも関わらず、一瞬一瞬の体のキレやちょっとしたフェイントによってあっさりとかわして、ボールをゴールに蹴り込む。ボディバランスが優れているため、かなり無理をした体勢からでも正確なシュートを蹴る技術を持っており、アクロバティックなゴールも数多い。泥臭さとアクロバティックさを併せ持ち、かつ体格にも恵まれているという珍しいタイプのFWだ。強いて言えば、インザーギの嗅覚と、モンテッラのアクロバティックさと、バッジョの勝負強さを併せ持っているといったところか。イタリアならではの才能が結集した世紀の大ストライカーになる可能性を持っている。
ジラルディーノのプレーを見ていると、自らもバランスを崩しているのに、相手のバランスを更に崩させてその脇にボールを蹴り込むことが多い。この力強さと泥臭さはサッカーセンスと言うべきか努力によって身につけられたものなのか、極めて効果的だ。走るべき所に必ず走り込むこともできるので、相手の裏に抜け出して味方からのセンタリングにあわせることも多い。そうかと思うと、少しでも相手ディフェンスに隙があると間髪入れずに遠めからでもシュートを放ったりもする。とにかくゴールになるものは何でもやるという感じだ。この気迫と情熱がチームにも伝わってくるため、ジラのゴールは見ていてとても爽快で、彼の特徴である手を耳にあてたゴールパフォーマンスにファンも応えたくなる。
ジラが生まれた1982年7月5日は、ワールドカップスペイン大会で、あのジーコ率いる世界史上最高とも言われるブラジル代表をイタリアのパオロ・ロッシが奇跡のハットトリックで破った日だ。運命的な才能を感じさせるこの男が、再びイタリアを世界の頂点に導く日をイタリア国民は楽しみにしている。彼の超絶テクニックを下記のサッカー動画で楽しんで欲しい。
□『アルベルト・ジラルディーノ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube
『アルベルト・ジラルディーノ』選手データ by Wikipedia
愛称 ジラ
カタカナ
ラテン文字表記 Alberto GILARDINO
基本情報
国籍 イタリア
誕生日 1982年7月5日
出身地 ビエッラ
身長 184cm
体重 76kg
選手情報
在籍チーム ACミラン
ポジション FW
背番号 11
代表歴
キャップ 20
得点/失点 8
経歴
クラブ
初出場 2000年1月6日
初得点 2000年3月25日 対ACヴェネツィア戦代表
初出場 2004年9月4日 対ノルウェー戦
初得点 2004年10月13日 対ベラルーシ戦
所属チーム
* ピアチェンツァ 1997-2000
* ヴェローナ 2000-2003
* ACパルマ 2003-2005
* ACミラン 2005-
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