ジェニオ(天才)『デヤン・サビチェビッチ』
今日のサッカー動画王は、これまでに紹介してきた選手の中でも最も才能に恵まれた選手のひとり。ニックネームそのものがジェニオ(天才)と呼ばれる旧ユーゴスラビアの『デヤン・サビチェビッチ』だ。
あのACミランで、ロベルト・バッジョやジョージ・ウェア、ジャン・ピエール・パパン、ズボニミール・ボバンをさしおいて自他共に認める10番として君臨。全盛期のバッジオに天才を言わしめた才能を持つ。
当時のACミラン会長でイタリア首相でもあるベルルスコーニ氏が、チャンピオンズリーグ決勝でのクライフ率いるドリームチーム・バルセロナを相手にする際にサビチェビッチに向かって『君は天才なんだから、何とかしろ!』と激励したのは有名な話だ。圧倒的に下馬評の高かったバルセロナに対して、なんと5-0の大勝利。伝説となるスーパーシュートを決めたさビチェビッチは文句なしにMVPの活躍を魅せ、あのクライフやロマーリオ、ストイチコフがかすむほどの活躍を見せた。
その超絶テクニックの真骨頂はドリブルだ。欧州史上でも最高級のドリブルテクニックを誇っており、かつ馬力とスピードにも長けていたため、世界最強の守備を誇るイタリアセリエAでも全くといっていいほど止めることができなかった。あの世界最先端の組織力を誇るACミランが、サビチェビッチに渡しておしまいというワンマンサッカーに陥ってしまったほどである。それほどジェニオの才能は光り輝いていた。
諸々の事情で欧州最優秀選手(バロンドール)には輝けなかったが、実力的には文句無く該当すると言われており、間違いなく90年代中盤の世界のベストプレーヤーの一人だった。
ちなみに、日本でもおなじみのストイコビッチは代表のチームメートで、90年イタリアワールドカップでは共にプレーしている。当時監督をしていたのはあのイビチャ・オシム監督で、残念ながら天才肌の10番は両立しないという考えだったため、一緒にプレーする時間は少なかったが、共に世界を代表する偉大な選手だったことは間違いない。
その切り返しの深さ、相手との間合い、タイミングの取り方は、ストイコビッチを柔とすれば剛というイメージだろうか。爆発的な瞬発力でスペースに飛び出したかと思うと、あり得ない角度に切り返したり、突然ストップしたり、裏の裏のそのまた裏を突いたり、次元を超越したスーパープレーを数多く魅せてくれた。数少ないが貴重なサッカー動画を堪能して夢のプレーに思いを馳せて欲しい。
□『デヤン・サビチェビッチ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube & Google Video
チャンピオンズリーグファイナルで決めた史上伝説の天才ゴール
このキレこのドリブルこれぞ天才!
http://video.google.com/videoplay?docid=-6898588705424070383&q=savicevic
この破壊力!ミランがワンマンチームになった!
『デヤン・サビチェビッチ』選手データ by Wikipedia
選手経歴
* ブドゥチノスト・チトーグラード(ユーゴスラビア) 1982-1988
* レッドスター・ベオグラード(ユーゴスラビア) 1988-1992、1998-1999
* ACミラン(イタリア) 1992-1998
* ラピド・ウィーン(オーストリア) 1999-2001
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