アンリの後継者『エマニュエル・アデバヨール』

エマニュエル・アデバヨール

 日のサッカー動画王は、イングランドプレミアリーグで最も乗っている男、アーセナルの新エース『エマニュエル・アデバヨール』をお送りする。

 現在プレミアリーグの得点ランキングトップを快走するアデバヨールは、アンリが去って攻撃陣の不安がささやかれたアーセナルのエースとして、昨年迄とは見違えるような働きを見せている。チームの中心的な選手がいなくなることで、逆に控えの選手が活躍するというケースは多々あるが、それにしてもアーセナルの場合その転換がうますぎる。ベルカンプからファン・ペルシー、ビエイラからセスク・ファブレガス、そしてアンリからこのアデバヨールだ。ここまで来ると偶然ではなく、ベンゲルのチームマネジメント力を賞賛するしかないだろう。偉大な選手、偉大なチームであればあるほど苦労する世代交代を見事にやってのけている。通常ならばアンリがいなくなったら、代わりにエトーシェフチェンコだと騒ぐものだが、そういったビッグネームどころか、さしたる補強なし。新シーズンを迎え、呆れ返るメディアと肩を落とすサポーターを、良い意味で裏切った。

 アデバヨールのテクニックの特徴は190cm(実際は手足が長いのでもっと大きく感じられる)の体躯を生かしたしなやかなロングリーチにある。アフリカ人(トーゴ代表)特有のトリッキーな技術も持ち合わせており、ナイジェリアで一時代を築いた元アーセナルヌワンコ・カヌーを想起させる。実際、「ニュー・カヌー」と呼ばれているそうだ。まるでロマーリオの様なアウトサイドキックでゴールキーパーの脇を抜いたり、目の覚めるようなボレーシュートを放ったり、今シーズンは多彩な才能を一気に開花させた感がある。

 アーセナルがリーグの首位を走り続ける限り、日本でアデバヨールのプレーを目にする機会も多いだろう。エトードログバの調子を考慮するとアフリカ最優秀選手の可能性すらある。今シーズンの大注目選手を見逃すな。

『エマニュエル・アデバヨール』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



ボージャンがリーガで見せた魅惑のマジック



マンU相手のこのゴール



アデバヨールのゴールコンピレーション



アデバヨールは昔からすごかった


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『エマニュエル・アデバヨール』選手データ by Wikipedia



本名 シェイ・エマニュエル・アデバヨール
愛称 ニュー・カヌ
カタカナ エマニュエル・アデバヨール
ラテン文字 Emmanuel ADEBAYOR
基本情報
国籍 トーゴ
生年月日 1984年2月26日
出身地 ロメ
身長 190cm
体重 75kg
選手情報
在籍チーム アーセナルFC
ポジション FW
背番号 25
利き足 右足

代表歴
出場 33
得点 12

バルサの天才少年『ボージャン・クルキック』

ボージャン・クルキック

 幕の興奮冷めやらない欧州サッカーシーンから今日のサッカー動画王がお送りするのは、あのバルセロナで17歳デビューを果たした天才児「ボージャン・クルキック」だ。

 FCバルセロナで今最も注目されているのは、ロナウジーニョでもアンリでもメッシでもない。彼らももちろんすばらしいが、何より17歳の若者が世界最高級の攻撃力を誇るFW陣にあってデビューを果たしたことが驚きをもって迎えられた。ボージャン・クルキックというカタルーニャ出身の少年がバルセロニスタの興奮を誘っている。

 元々地元では知られた存在で、なんとカンテラ(下部組織)での7年間で960ゴールをマークするなどの天才少年ぶりを発揮していたそうだ。先のU-17ワールドカップでも、スペイン代表のエースとして準優勝に貢献し、得点王に輝いている。『足の速いラウール』と言われることもあり、この大先輩を凌ぐ片鱗を伺わせている。


 クニックの特徴としては、下記のサッカー動画にある様にマジカルなフェイクを見せたり、まるでバスケットをやっているかのような瞬身のキレを見せる。また、U-17W杯では、日本の柿谷曜一郎のスーパーゴールに勝るとも劣らないミラクルシュートを決めてみせた。あの小さな体のどこにそれだけのパンチ力があるのか全くもって不思議である。

 メッシ、ドス・サントスボージャンの平均18歳トリオが並ぶ姿を見ると、バルセロナの永き栄光が目に浮かぶ。世紀の天才トリオの誕生を見逃すな!

『ボージャン・クルキック』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



ボージャンがリーガで見せた魅惑のマジック



U-17W杯でのボージャンの驚愕シュート!!



ボージャンのこのキレは本物だ



ユース時代からのボージャンの歩み


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『ボージャン・クルキック』選手データ by Wikipedia



本名 ボージャン・クルキック・ペレス
カタカナ ボージャン・クルキック
国籍 スペイン
誕生日 1990年8月28日
出身地 リニョラ
身長 170cm
体重 65kg
選手情報
在籍チーム FCバルセロナ
ポジション CF
背番号 27
利き足 右

次代のクリスティアーノ・ロナウド『ルイス・ナニ』

ルイス・ナニ

 今日のサッカー動画王は、今シーズン前の移籍市場で話題の一人となったポルトガルドリブラールイス・ナニを紹介しよう。スポルティング・リスボンからやってきた弱冠20歳のこの若者が注目されたのは、その移籍先が天下のマンチェスター・ユナイテッドだからだ。マンチェスター・Uと言えば、古くはジョージ・ベスト、カンチェルスキスに始まり現在のライアン・ギッグスからクリスティアーノ・ロナウドに至るまで幾多の名ドリブラーを産み出して来た名門中の名門だ。そのお眼鏡にかなったというだけでも誉れ高い。

 ポルトガルでは次代のクリスティアーノ・ロナウドとして期待を集めており、代表入りも果たしている。そのテクニックの特徴は、思い切りの良さと驚異的なバネにあるだろうか。数年前のC・ロナウドがそうだった様に、無鉄砲とも思える積極さで相手に向かって行く。しなやかなバネはアフリカンの様な伸びを感じさせ、ゴール後のバク宙で驚愕のジャンプを見せてくれる。また、ループシュートを放つ冷静な状況判断力とキックコントロールのテクニックも有している点はドリブラーとして希有なタイプと言えるかもしれない。

 まだまだその実力は欧州全土に轟くまで至ってはいないが、今シーズン中に誰もがその名を知ることになるだろう。ポルトガルマンチェスターUが放つ最新作を楽しみにして欲しい。

□『ルイス・ナニ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



スポルティング時代のナニ



ポルトガル代表でのナニ



マンチェスター・Uでのナニ


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『ルイス・ナニ』選手データ by Wikipedia


本名 ルイス・カルロス・アルメイダ・ダ・クーニャ
愛称 ナニ
カタカナ ナニ
ラテン文字表記 NANI
基本情報
国籍 ポルトガル
誕生日 1986年11月17日
出身地 カーボベルデ
身長 175cm
体重 66kg
選手情報
在籍チーム マンチェスター・ユナイテッド
ポジション MF
背番号 17
代表歴
出場 5
得点 0

ミスターサンプドリア『ロベルト・マンチーニ』

ロベルト・マンチーニ

 今日のサッカー動画王は、昨シーズン世界王者イタリアを圧倒的強さで制したインテルから、監督のマンチーニを紹介する。このいかにもイタリア風の伊達男が実はとんでもなく才能に溢れた選手だったことをご存知だろうか? かのバッジョシニョーリ等と比肩する程の選手であり、ビアリとのゴールデンコンビは語り草でイタリア市場に残る随一のデュオだった。あのサンプドリアラツィオ優勝時のスーパータレント集団の中でも10番をつけている。だからこそ、イブラヒモビッチアドリアーノといった才能も態度も大きい選手を扱うことができているのだろう。

 ミスターサンプドリアと言われたこのマンチーニは、ユヴェントスミランほどの強豪ではないサンプドリアで全盛期を過ごしたが、その輝きは同時代のイタリアでも指折りのまぶしさだった。一言で言えばサッカーセンスのある選手で、その才能を集団プレーの中で生かすことができた。下記のサッカー動画にあるように、流れの中でのフィニッシュを得意としており、ボールやチームの勢いそのままに綺麗にゴールを奪ってみせた。通常ならばトラップも難しいような背後からのクロスをダイレクトボレーであわせる等、見た目だけでなくプレーにも華のある選手だったことがわかる。この大変高度な領域にあるテクニックとボールコントロールのセンス、そしてボールインパクトの正確さは、今で言えばトッティくらいしか比較できる者はいないだろう。全盛期のACミランディフェンスからバレージを振り切って決めたゴールもある。その流麗さを楽しんで欲しい。

□『ロベルト・マンチーニ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



ミスターサンプドリアの動画集



マンチーニのスーパーコンピレーション動画



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『ロベルト・マンチーニ』選手データ by Wikipedia


愛称 マンチョ
カタカナ ロベルト・マンチーニ
ラテン文字表記 Roberto MANCINI
基本情報
国籍 イタリア
誕生日 1964年11月27日
出身地 イェージ(アンコーナ郊外)
身長 179cm
体重 76kg
選手情報
ポジション MF、FW
利き足 右
代表歴
出場 36
得点 4

ザ・イコーライザー『ヴェスレイ・スナイデル』

lovelovesoccer2007-09-12

 さあ各国ヨーロッパサッカーの開幕にあわせてサッカー動画王も新たに出発だ。今日お送りするのは、レアル・マドリードの新スター、ヴェスレイ・スナイデル

 スナイデルは、次々と宝石の様な輝きを放つタレントを輩出する名門中の名門アヤックス・アムステルダム出身で、まだ23歳ながらオランダ代表歴30を数える経験豊富な選手だ。今シーズンからレアルに入団。あのディヴィッド・ベッカムの後継者として年齢と同じ背番号23を受け継いだ。

 そのレアルでは、早くもシュスター監督の新チームの中心としての存在感を示し、FKを決めるなど才能を遺憾なく発揮している。ライバルのバルセロナ監督であるフランク・ライカールトが絶賛する程のパフォーマンスを見せており、レアルやオランダ代表の未来は燦々と明るいだろう。

 スナイデルの超絶テクニックはオランダ人らしい正確なキックにある。左右両足で群を抜く精度のキックを放ち、味方を落ち着かせ相手に二の足を踏ませ観客を魅了する。たかがキックではあるが、本当に正確なキックはほんの数メートルのパスでも違いがわかるものだ。日本で言えば小野伸二のような”違いのわかるパス”が出来る選手である。左右両足でFKが蹴れるという特徴もあり、ますます小野との共通点が見て取れるこのスナイデル。日蘭天才対決を見てみたいものだ。左右を均等に使えるザ・イコーライザー(Equalizer:=の意)のプレーには目を見張らされる。

『ヴェスレイ・スナイデル』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



イコーライザーの真価発揮



レアルで早くも決めたFK



レアルで得意のランニングショット>


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『ヴェスレイ・スナイデル』選手データ by Wikipedia



カタカナ ヴェスレイ・スナイデル
ラテン文字表記 Wesley Sneijder
基本情報
国籍 オランダ
誕生日 1984年6月9日
出身地 ユトレヒト
身長 170cm
体重 67kg
選手情報
在籍チーム レアル・マドリード
ポジション MF
背番号 23
利き足 右
代表歴
出場 30
得点 5
2006年11月18日現在

チャンピオンズリーグ2006-2007ベストゴール動画集

チャンピオンズリーグ2006-2007

 今シーズンの欧州サッカーも残りわずかとなった今、サッカー動画王がお送りするのは、チャンピオンズリーグベストゴール集だ。

得点王となったカカ(ACミラン)の稲妻ドリブルあり、グループリーグでの隠れたスーパーゴールあり、劇的男のあのゴールあり、技ありの芸術テクニックありといったスーパーゴールのオンパレードだ。

あのチャンピオンズリーグの音楽に乗せながら今シーズンの余韻に浸ってほしい。

サッカー動画王が贈るベストゴール賞は、一番驚かされたという意味で、バルセロナ×チェルシーでのランパードの仰天ループに贈る。

□『チャンピオンズリーグ2006-2007 ベストゴール集』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



1位はあのアクロバチックシュート



UEFAチャンピオンズリーグのアンセムに乗せて



アンセムに乗せてベストゴール別バージョン

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リバプールの魂『スティーヴン・ジェラード』

スティーヴン・ジェラード

 今日のサッカー動画王は、 前回に引き続きチャンピオンズリーグ決勝を控えたチームから、スター選手を紹介する。リバプールのキャプテンであり魂である『スティーヴン・ジェラード』だ。

前回も紹介した様に、世界最高峰のキッカーであり、特にロングレンジからの強シュートは、ロベルト・カルロス以降、疑問の余地なく世界最高である。漫画「キャプテン翼」の日向小次郎タイガーショットを思わせるキックの威力は比類なきもので、名キッカーを多数輩出するイングランドにおいても随一だ。下記のサッカー動画を見ればスカっと気分が発散するだろう。

ジェラードは、185cm79kgと大柄で、キック以外にもその大柄な体躯を生かしたダイナミック攻守が評価されているが、今回注目して欲しいのは、彼のボディバランス能力だ。

ジェラードを見たことのある人は誰しも、「足が長い」という感想を持つだろう。背が高いし外国人なのでもちろん長いのだけれど、それ以上に妙な足の長さを感じさせる。そしてその長さがキックの威力にも反映されているわけだが、この秘密を教えよう。

ジェラードは、いわゆる『割れ腰』ができている選手なのだ。聞き慣れない言葉かもしれないが、この割れ腰は文字通り腰が2つに割れて腰から足が伸びている様に使える状態のことを言う。専門家によると腸腰筋という筋肉を使ってバランスの良い体の使い方ができるので、キックの精度も威力も上がると言われている(詳しくは下記『サッカー世界一になりたい人だけが読む本』を参照されたい)。これができているから、下記の画像にある様に、まるで腰が2つに分かれているかの様なフォームでキックをすることができる。これによって足が長く見えているのだ。

ジダンやアンリやイチロー等、トップ中のトップの選手は皆この割れ腰ができている。そう言われてみれば妙なバランスの良さを感じるだろう(ちなみに日本ではGKの川口が一番良いそうだ)。そんな究極的な体の使い方から産み出されるスーパーショットをチャンピオンズリーグでも楽しみにしたい。ジェラードのスーパーキックがミランのゴールに迫る。

□『スティーヴン・ジェラード』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube



2004-2005チャンピオンズリーグでの起死回生のジェラードの一発。オリンピアコスファン元気を出して!



ジェラードのスーパーゴール動画トップ10



ジェラードの新スーパーゴール動画トップ10



2006FAカップ決勝でのジェラードの劇的ゴール

『スティーブン・ジェラード』選手データ by Wikipedia


本名 スティーヴン・ジョージ・ジェラード
愛称 スティーヴィーG
カタカナ スティーヴン・ジェラード
ラテン文字表記 Steven George GERRARD
国籍 イングランドの旗 イングランド
誕生日 1980年5月30日
出身地 ウィストン
身長 185cm
体重 79kg
選手情報
在籍チーム リヴァプールFC
ポジション MF
背番号 8
利き足 右足
代表歴
キャップ 53
得点/失点 10
2007年2月7日現在


所属チーム

* 1998年 -- リヴァプールFCイングランド)