世界一のドリブラー『ルイス・フィーゴ』

ルイス・フィーゴ

今日のサッカー動画王は、世界最高のドリブラーとしてここ7〜8年程輝き続けているポルトガルの『ルイス・フィーゴ』。

バルセロナの切り込み隊長、そしてレアルマドリードの10番として、数多くのタイトルを獲得し、個人的にも2000年に『バロンドール』(欧州最優秀選手)、2001年に『FIFA最優秀選手』を受賞した。
代表でもワールドユース優勝および、2004年欧州選手権で準優勝を果たしている。

ニックネームは特にないが、ルイス・フィーゴという名前がイコール、スーパードリブラーとして世界中に轟渡っている。


その代名詞とも言える超絶テクニックたるドリブルは、信じられない程強靭な脚力から繰り出される『深い切り返し』と欧州随一とも言える『シザース』フェイントの組み合わせによる。
実はフィーゴは足のスピード自体は必ずしもトップレベルではないのだが、この切り返しとシザースフェイントにより、相手のバランスとタイミングを崩し、突破を成功させている。
何より気持ちがいいのはその勝負スタイルで、ボールを持ったら必ず突破、まず突破。相手が目の前に何人いても怯んだり、バックパスに逃げること等あり得ない。ゴール前だろうと中盤だろうと、ボールを持つやいなやフィーゴのドリブルショーが始まる。

また、『レアル・マドリッド』のチームメイト『ジダン』と同様に、ファンタジスタでありながら強靭な肉体を持つ。足腰と腕、そしてボディバランスが異常に強いため、相手と競い合いになっても、必ず相手の方がバランスを崩すのである。

ドリブルと合わせて得意なプレーは『高速低空ニアクロス』。敵と並走しながら、抜き去る前に回転をかけてゴールのニアポスト側に高速低空クロスを放り込む。並走しているのに防げないDFも手の打ち様がないし、GKとしても最も嫌なコースである。そこにスペイン代表のエース『ラウール・ゴンサレス』が走り込み、ゴールにちょん、と流し込むのがレアルの黄金パターンのひとつだった。


いくらマークしても自ら飛び込んで来て勝負をかける性格。必死に食らいつく敵をあっさりと切り返す技。複数で当たっても、はじき返されるほど強靭なフィジカル。タイミングを惑わすシザースフェイント。敵が目の前にいるのにピンポイントで回転をかけて送り込む高速低空クロス。元バルセロナでブラジル代表の10番をつけていた『リバウド』に『1対1では世界一』とまで言われた選手である。


フィーゴの最強ドリブル突破を見よ!