ファン・バステン2世『ズラタン・イブラヒモビッチ』

ズラタン・イブラヒモビッチ

今日のサッカー動画王が注目するのは、スウェーデン代表のエース『ズラタン・イブラヒモビッチ』。

世界指折りの名門、イタリアの『ユヴェントス』のエースストライカーでもあるこの選手は、世界サッカー界きっての破天荒な選手として知られる。
歯に衣着せぬ言動や態度で幾多の問題を引き起こす点と、その超人的なプレーが評価されてのことだ。

味方でも敵でも自分の考えと異なる相手を平気で罵倒する性格。これだけなら単なる問題選手なのだが、そのプレーは批判を吹き飛ばす程すばらしい。
192cm、84kgという、巨人化が進む欧州の中でも特筆すべき体躯を誇り、かつ信じられない程足下のテクニックが柔らかい。
オランダのアヤックスに所属していた際は、現オランダ代表監督で史上最高のFWと呼ばれたオランダの『マルコ・ファンバステン』の再来とも言われた。

(↑イブラヒモビッチデルピエロトレゼゲネドベド等のスーパースターを擁した最強ユヴェントスOfficial DVDです。)


一般的に、大きい選手は足下のテクニックがおぼつかないものだが、近年は、大きくても比較的しっかりしたボールコントロールの選手が増えてきている。しかし、イブラヒモビッチは、テクニックがしっかりしているといった程度のレベルではなく、フットサルの選手の様な柔らかなテクニックを身につけているという点で一線を画している。
そのうえ、パワー勝負となった場合も、相手を圧倒できるため、敵選手としては非常にやりづらい相手となっている。

更に彼を世界的な選手たらしめているのは、幼い頃から親しんできたという韓国の武術『テコンドー』である。
かかと落とし等のアクロバティックで派手な蹴り技がメインのこの格闘技と天性の柔軟性を生かし、『タコ人間』と呼ばれる程の驚異的なプレーを実現している。
フランスのジダンが、『柔道』によって頑強な身体とボディバランスを両立させた様に、今後はサッカー以外の競技の技術を取り入れたスーパープレーヤーが多く登場してくるのかもしれない。


イブラヒモビッチの柔らかなテクニックを見よ!


イブラヒモビッチのテコンドーキックを見よ!