イタリアの至宝『アレッサンドロ・デルピエロ』
本日のサッカー動画王がお送りするのは、イタリア代表とユヴェントスの至宝として長い間活躍し続けている『アレッサンドロ・デル・ピエロ（デルピエロ）』だ。
全盛期のロベルト・バッジョからポジションを奪い、1994-95シーズンから現在に至るまで１０年以上に渡ってユヴェントスの中心選手として活躍し続けている。世界中からスター選手を集めて新陳代謝させるユヴェントスにあってこれだけの長い間プレーしている選手は他に例がなく、そのことからも彼の天才性が伺われる。
獲得したタイトルも数知れず、スクデットに始まり、チャンピオンズリーグ、インターコンチネンタルカップとあらゆるタイトルを総なめにしている。
元々、173cmでスピードもないため、世界で最も守備のきついイタリアでFWとしてプレーする等あり得ない話なのだが、デルピエロは足に吸い付く様なそのボールテクニックにより、数多くのゴールを決めてきた。
超絶テクニックとして有名なのは、敵陣ゴールに向かって左サイド寄りの『デルピエロゾーン』と呼ばれるエリアでのプレーだ。右利きの選手は左サイドから切り込んだ方がシュートを放ちやすいため、好んでこのエリアでプレーする。
中でも左４5度からの対角線上に決めるシュートは『ダイアゴナル・シュート』（対角線の意）と呼ばれ、デルピエロの代名詞ともなっている。これは単なる斜めシュートではなく、ドライブ回転ともカーブとも言えない不思議な回転をかけて敵ゴールキーパーが絶対に届かないコースに打つ超絶テクニックによるものだ。
世界一モダンなプレッシングサッカーを続けているユヴェントスで鍛えられているため、守備意識も高く、仲間のためにボールをキープしてタメを作ったり、ポストプレーやラストパスをこなすこともできるチームプレーヤーである。
バロンドールを獲得したチームメイトの『パベル・ネドベド』や『ジネディーヌ・ジダン』等と数多くの美しいコンビネーションゴールを決めて来た。単なるひとりよがりのテクニシャンではないところもデルピエロの才能の豊かさを現している。
一般的に、選手にとって一番大変なのは継続して安定したパフォーマンスを発揮することであり、ひと時の輝き等あまり意味を持たない。
そういう意味で、ここ１０年以上トップレベルで活躍し続けているアレックス（デルピエロの愛称）は世界最高級の選手と言えるだろう。
ルネサンス時代の巨匠『ピントリッキオ』に例えられるボールアーティストでありながらチームプレーを厭わない献身的な選手。彼程チームやサポーターに愛される男はいない。
『デルピエロ』サッカー動画王 超絶テクニック by YouTube
本名 アレッサンドロ・デル・ピエロ
愛称 アレ、若大将
カタカナ アレッサンドロ・デル・ピエロ
ラテン文字表記 Alessandro Del Piero
基本情報
国籍 イタリア
誕生日 1974年11月9日
出身地 カネリアーノ
身長 173cm
体重 73kg
選手情報
在籍チーム ユヴェントス
ポジション FW
背番号 10 or 7
利き足 右足
代表歴
キャップ 72
得点/失点 25
