魔法の小鳥『ガリンシャ』

ガリンシャ

 今日のサッカー動画王は、伝説のドリブラー、ブラジルの誇り『ガリンシャ』だ。
聞いた事のない人もいるかと思うが、サッカーで最も魅力的な要素のひとつであるドリブル突破において、ブラジルのみならず、世界史上最高のドリブラーとの呼び声も高い伝説の名選手だ。
ペレ等と共にワールドカップを戦い、2回優勝、そのうち1回は得点王に輝いている。

このガリンシャは生まれつきの病気により左右の足の長さが異なっていたのだが、逆にそれが武器となり、独特のドリブルが生まれたと言われている。『ペレは止められてもガリンシャは止められない』とも言われ、神話の世界のプレーヤーとして語り継がれている。『ガリンシャはいったいどの惑星から来たんだ?』と新聞に書かれた程、そのプレーは見る者を魅了し、圧倒的にすばらしかった。
今でもペレよりガリンシャを押す声が多く聞かれる程だ。

ガリンシャの超絶テクニックであるドリブルの特徴はいたってシンプルな『木の葉』と呼ばれる技だ。主に右サイドで敵DFと相対し、左に行くと見せかけて、右サイドにアウトサイドでボールを押し出して抜けていく。小学生でもできる最も簡単な突破方法のひとつなのだが、このシンプルな技にこそ、ガリンシャの魔法が隠されている。
右サイドに抜ける直前にわずかに左肩を落とし、左に抜けると見せかけるのだが、そのタイミングや仕草が本当に左サイドに体が動いているかの様に巧妙なのだ。本当に単純な動作なのだが、ボールを押し出すまでの細かいステップ、相手DFとの駆け引き、体重移動、バランス、腰の落とし方、瞬間的な爆発力、このいずれもが完璧なハーモニーを奏でるため、DFは必ずと言っていい程ひっかかってしまう。

ステップを踏む際も、右、左、右、左、右、右、といった様に微妙に相手選手のタイミングを外すことが上手く、どう見ても左に向かっているはずなのに右に突破していく。魔法のフェイントと言うほかない。相手選手は体を入れたり追いすがることすらできない。

ガリンシャは相手を一旦抜いた後、戻って来てもう一度抜いた』と言われている様に、相手選手をおちょくるかの様にボールを持ってかき回すこともあった。愛称である『小鳥』の名にふさわしく、何者にも縛られず、何者にも捉えられることなく、自由にピッチを舞う。

これほど貴重な動画はない。あのブラジル史上最高のウィンガーのドリブルを是非その目で見て欲しい。あきれる程シンプル。あぜんとする程のキレ。

『ガリンシャ』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube


この切れ味!これがガリンシャだ!


伝説の最高ドリブラー『ガリンシャ』を見よ!


神話の英雄を見よ!

『ガリンシャ』選手データ集 by Wikipedia


代表デビュー:1955年9月18日 vs チリ戦

代表通算:50試合出場 12得点


ワールドカップ

* 1958年スウェーデンW杯: 4試合 無得点 (優勝)
* 1962年チリW杯: 6試合 4得点 (優勝)
* 1966年イングランドW杯: 2試合 1得点 (1次リーグ)

* 通算: 12試合 6得点


所属チーム

* 1953-65年 ボタフォゴ
* 1965-68年 コリンチャンス
* 1969年   フラメンゴ

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