チーノ『アルバロ・レコバ』

アルバロ・レコバ

さあ本日のサッカー動画王は、南米ウルグアイの王『アルバロ・レコバ』だ。イタリアのセリエAを代表する名門『インテル・ミラノ』で脅威の左足を持つアタッカーとして、欧州全土に恐れられている選手だ。

イタリア語で中国人を意味する『チーノ』という愛称で呼ばれる通り、黒髪で子供の様な表情をしており、およそセリエAでプレーするジョカトーレ(サッカー選手)には見えない容姿を持つ。
体型も小さくずんぐり系で、鍛え抜かれたイタリア人DFにはとてもではないが歯が立たない様に思われる。
しかし、ひとたび彼の左足にボールが収まるやいなや、味方は色めきだち、敵はおののく。

あの天才『マラドーナ』を思わせる左足一本によるボールコントロール。全盛期の『ロマーリオ』を彷彿とさせる猫科の様な爆発力。そして『ロベルト・カルロス』に勝るとも劣らないキック。一体全体この子供のどこにそんなパワーが秘められているのか目を疑ってしまう。まさに超絶テクニックだ。

とにかくレコバのプレーを見て欲しい。日本人にはおよびもつかないプレーだと一瞬でわかる。世界に名だたるセリエの選手が歯が立たない。『いくらなんでも無理だろう』という距離から平気で目の覚める様なシュートをぶち込む。
小さな子供が強烈なキックを叩き込む様は、まるで漫画の世界から出て来たキャラクターの様だ。
『そりゃ無茶だ』『一人で行くなって』というプレーをためらうことなく実行し、瞬間後に世界を驚かせサポーターを歓喜させてきた。



FWともトップ下とも違う微妙なプレーをする選手のため、チームとして生かすのが難しく、必ずしもレギュラーでプレーしてきた訳ではないのだが、一旦調子に乗れば、チームメイトの『ロナウド』『ビエリ』『バッジョ』といった怪物、超人達をも凌ぐインパクトを残して来た。日本が世界に誇るフリーキッカー『中村俊輔』が、レコバフリーキックに驚愕していたことも良く知られている。
あれだけ有名選手をとっかえひっかえ買ってきたインテルがこのレコバだけは手放さないでいる事からもその魅力が伺える。

彼は常にピッチで目立つタイプの選手ではない。だが、一度その光を放つや、どんな選手よりも明るい輝きを見せてくれる。祖国ウルグアイの太陽の様に。


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レコバの輝きを見よ!


レコバのセリエ最強キックを見よ!


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所属チーム

* ダヌービオ (1994-1995)
* ナシオナル・モンテビデオ (1996-1997)
* インテル(1997-1999)
* ACヴェネツィア (1999)
* インテル (1999-)