リバプールの闘将『スティーブン・ジェラード』
さあワールドカップを終えて心機一転のサッカー動画王がお送りするのは、イングランドのリバプールの偉大なるキャプテン『スティーブン・ジェラード』だ。2005-2006年シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグを制したリバプールで獅子奮迅の活躍を見せる、欧州を代表する最高級のセントラル・ミッドフィルダーだ。
ジェラードの超絶テクニックは、恵まれた体躯から繰り出される世界最高レベルの長距離シュートだ。ミドル、ロングともに、抜群の精度と威力を誇る。チェルシーの『ランパード』、バイエルンから同じくチェルシーへの移籍が決まったドイツ代表キャプテン『バラック』と並んで、世界最高のセントラルミッドフィルダーと言われており、シュート能力もこの3人が世界のトップにあげられる。問答無用のシュート能力は、『サッカーで最も大事なのはゴールでそれにはシュート能力が必要なのだ』という当たり前の事実を改めて認識させてくれる。どんなに不利な状況にあっても一振りでゲームを決めることができるそのシュートは、数々のメイクドラマを演じて来た。イングランドで最も熱狂的と言われるリバプールのサポーターにとってジェラードのシュートこそがエクスタシーなのである。
ジェラードのシュートのすごい所は、キック能力ももちろんだが、精度がとにかくすばらしい。通常ではあり得ない様な距離、タイミングからでも、ゴールの枠に確実に飛ばしてくる。シュートがゴールの枠を外れると、見ている方までがっかりしてくるものだが、そういったシュートに慣れてしまった視聴者にとって、ジェラードのシュートは胸のすく思いがする程気持ちがいい。とにかくそのシュートを感じて欲しい。
キャプテン翼の日向小次郎の様に、気持ちの入った、最高のタイガーショットを決めてくれる。
ジェラードはキック以外にも超絶テクニックと呼べるレベルのものを持っている。それは、パス精度と守備能力だ。キックの正確性はシュート以外にプレースキックやサイドチェンジ等のダイナミックなプレーに生かされている。そして、長い手足と強靭なスピリットを武器に、厳しいイングランドプレミアリーグでも激しいボール奪取能力を遺憾なく発揮している。
最後に、何よりこのジェラードを闘将たらしめているその精神力に触れておきたい。イングランドの若者らしいガッツのあるプレーが特徴のこの選手は、いかなる時もゲームを投げることなく、全力でプレーする本物のプロフェッショナルだ。日本の中田英寿、あるいは、イタリアのガットゥーゾの様に、一切手を抜く事なく走り続ける。先のチャンピオンズリーグファイナルの3点ビハインドからの勝利も、ジェラードのヘディングゴール後の『何沈んでいるんだ! いくぞ! もっと気合い入れて行け!』と言わんばかりのゴールパフォーマンスによってもたらされたと言っても過言ではない。彼のゴールというよりも、彼のメッセージ、気合いがチームを蘇らせ、伝説の逆転勝利を呼び込んだのだ。
常にあきらめない闘争心。そして常にゴールを狙うことができるシュート能力。これほど頼もしいキャプテンは世界中探してもいないはずだ。
『スティーブン・ジェラード』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube
ジェラードのスーパーゴール集を見よ!
これが伝説のタイガーショットだ!
世界最高のシュートとはこれのことだ!
『スティーブン・ジェラード』選手データ by Wikipedia