スーパー・イーグルス『ヌワンコ・カヌー』
今日のサッカー動画王は、アフリカはナイジェリアから、同国代表チームの愛称『スーパー・イーグルス』のキャプテンとして、1996年のアトランタオリンピックで金メダルに輝いた希代の超人『ヌワンコ・カヌー(カヌ)』だ。
アトランタ五輪では、前園や中田の率いる日本とも対戦したことや、史上最強とも言われたブラジル代表、アルゼンチン代表を連覇したことから、大きな話題となった。このスーパー・イーグルスの中心として活躍していたのが、カヌーだ。
197cmという超大型でありながら、アフリカの選手特有のしなやかさと柔らかいテクニックを持っており、そのリーチとボールタッチの正確さを生かしたポストプレーを得意としている。
カヌーの超絶テクニックはこのポストプレーを基盤としたものが多いのだが、単に大きい選手というわけではもちろんなく、その創造性の高さが評価されている。キープして単純に味方に落とすのではなく、アフリカン特有のイマジネーション溢れるフェイクを使ってDFをさらりとかわす技術が売りだ。
ただでさえリーチが通常の選手と異なるのに、その上イマジネーションに優れ、かつタメを作るセンスに絶妙の才能を見せる。リーチが届かないので飛び込めない相手選手に対して、蹴ると思わせて蹴らない、もう一度蹴ると思わせてまだ蹴らない、右と思わせて左いや右、といった感じで相手の裏をかくタメやフェイクが天下一品である。
かのアトランタ五輪のブラジル戦では、ブラジルの想像を超えたタイミングでフェイクを繰り出し、決勝ゴールを決めている。
アーセナルの世界的名将アーセン・ヴェンゲルに見初められ、ティエリー・アンリやデニス・ベルカンプと、世界最高級のイマジネーションサッカーを体現した。
背番号4を好んで着ける様に、前線のリベロとも言うべき不可思議な動きをする選手で、相手チームにとってはとてもマークのしづらい、逆に味方にとっては頼もしい偉大な選手である。
『ヌワンコ・カヌー』サッカー動画 超絶テクニック by YouTube
選手略歴
* 1991-92 フェド・ワークスに所属。
* 1992-93 イウアンヤンウに所属。
* 1993年 日本で開催されたFIFA U-17世界選手権で優勝。
* 1993-96 オランダのアヤックスに所属。94-95シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ優勝も経験。
* 1996年 アトランタ五輪・男子サッカーで金メダルを獲得。
* 1996年 アフリカ年間最優秀選手 (CAF)受賞。
* 1996-98 イタリア・セリエAのインテルに所属。しかし心臓弁膜症の治療のためあまり活躍できず。
* 1998- FAプレミアリーグのアーセナルに所属。
* 1999年 自身2度目のアフリカ年間最優秀選手 (CAF) に選ばれる。
* 2004年 プレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンに移籍。
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